移動平均線の活用法

数あるテクニカル分析の内、最も代表的なのが移動平均線です。

一定期間の終値の平均値を線で結んだものが移動平均線となります。
例えば、5日移動平均線の場合は、5日間の終値の平均値の点を結んだ線となります。
つまり、移動平均とは一定期間内でどのぐらい買われたあるいは売られたのかを把握できるものであり、移動平均線は市場の売り買いの流れを視覚的に把握できるラインなのです。

基本的に、上昇トレンドの時には移動平均線は上昇し、下降トレンドの時には下降して行きます。
また、チャートには月足、週足、日足、時間足などがある様に、移動平均線もデータを集計する期間によってトレンドが異なってきます。

◆池辺流移動平均線の活用法 この移動平均線を使った「池辺流移動平均線」を紹介します。

①長期移動平均線、中期移動平均線、短期移動平均線、3本の乖離幅 私はこの乖離幅に注目します。 3本の移動平均線の乖離幅が極端に広がってくると、「そろそろ縮小に転じるかな」と判断できます。

②移動平均線のクロス 私が乖離幅以外にもう1つ注目していることは「移動平均線のクロス」です。
例えば、5日移動平均線(短期線)と20日移動平均線(長期線)を表示して、短期線が長期線を下から上に抜いていく場合をゴールデンクロスと呼びます。
ゴールデンクロスは買いのシグナルです。 反対に短期線が長期線を上から下に抜けた場合をデッドクロスと呼びます。これは売りのシグナルです。