池辺雪子のFX基礎講座5 トレンドと支持線・抵抗線

トレンドとは相場が上昇局面にあるのか、下降局面にあるのかという相場の流れのことです。
 

相場の流れが上昇していることを『上昇トレンド』、下降していることを、『下降トレンド』と呼びます。

上昇または下降の流れがなく、横ばい状態のことを、『保ち合い相場(レンジ相場)』と呼びます。
 

また、『天井』とは最高値から下落に転じるポイントのことであり、逆に最安値から上昇に転じるポイントを『』と呼びます。
 

チャートの安値と安値を探して、1本の直線を引くことができます。この線がトレンドラインで、右肩上がりであれば上昇トレンドを示す『サポートライン(支持線)』になります。

反対に、チャートの高値と高値を探して、1本の直線を引くことができます。この線が右肩下がりであれば下降トレンドを示す『レジスタンスライン(抵抗線)』になります。
 

トレンドライン以外にも、下値、上値の目安になる水準に水平に支持線(サポートライン)、抵抗線(レジスタンスライン)を引くという見方もあります
 

サポートラインやレジスタンスラインの内側では、このラインを超えないようにしようとする内向きの力が働いています

つまり、サポートライン(安値)に近づく程、買いの圧力が強く(買いが集まりやすく)なり、逆にレジスタンスライン(高値)に近づく程、売りの圧力が強く(売りが集まりやすく)なります

この状態が長く続けば続く程、それだけ強いトレンドということになります。
 

しかし、どんなトレンドでも必ずそのトレンドラインを突き抜けていく時が訪れます。

サポートライン付近で安値圏と思って買いを入れ、その後、サポートラインを下に突き抜けてしまった場合、今度はその付近まで上昇してきても、買い手にとっては、少ない損で逃げるための売り場となります。

いったんこの様な売りが大量に発生した場合、サポートラインは上値のレジスタンスラインに変わってしまいます

同様にレジスタンスラインのブレイクでは、その逆のことが起こります。

実践的な内容はこちら