テクニカル指標の活用法の記事一覧
ボリンジャーバンドの活用法
ボリンジャーバンドとは米国のジョン・ボリンジャーが開発したことから名付けられた指標です。
相場のレンジ(値幅)や反転を判断する際に使用します。
ボリンジャーバンドは1標準偏差(1σ)の間で為替レートが推移する確率が63.8%、2標準偏差(2σ)内で推移する確率が95.5%、3標準偏差(3σ)内で推移する確率が99.7%となります。
◆ボリンジャーバンドの活用法
「±2σ」を超える「行き過ぎ」はライン内へ戻ろうとする調整が強く働きますので、+2σに近づいてくれば売り、-2σに近づいてくれば買いが逆張りポジションの基本的な考え方となります。
さらに、オシレーター系テクニカル指標と組み合わせるとより有効的です。
サポート・レジスタンスラインの活用法
価格は天井、底を形成しながら推移しています。
底の頂点をサポートライン(支持線)、天井の頂点をレジスタンスライン(抵抗線)と呼び、過去に相場が反転した重要な価格水準として売買の目安に利用されます。
サポートやレジスタンスは、価格が一旦伸び悩みを見せる抵抗水準と見なされますが、強い売買意欲を持って突破されると、大きな相場変動に発展することが多いのです。
◆サポート・レジスタンスラインの活用法
・順張りポジションでは抵抗線(レジスタンス)を抜けたら買い、あるいは支持線(サポート)を抜けたら売りとなります。
順張りポジションではトレンドを見極めましょう!
・逆張りポジションでは抵抗線(レジスタンス)まで上がったら売り、あるいは支持線(サポート)まで下がったら買いとなります。
逆張りポジションでは資金配分に注意することが重要です。
サポート・レジスタンスは、併せてトレンド系テクニカル指標と組み合わせるとより有効的です。
移動平均線の活用法
数あるテクニカル分析の内、最も代表的なのが移動平均線です。
一定期間の終値の平均値を線で結んだものが移動平均線となります。
例えば、5日移動平均線の場合は、5日間の終値の平均値の点を結んだ線となります。
つまり、移動平均とは一定期間内でどのぐらい買われたあるいは売られたのかを把握できるものであり、移動平均線は市場の売り買いの流れを視覚的に把握できるラインなのです。
基本的に、上昇トレンドの時には移動平均線は上昇し、下降トレンドの時には下降して行きます。
また、チャートには月足、週足、日足、時間足などがある様に、移動平均線もデータを集計する期間によってトレンドが異なってきます。
◆池辺流移動平均線の活用法 この移動平均線を使った「池辺流移動平均線」を紹介します。
①長期移動平均線、中期移動平均線、短期移動平均線、3本の乖離幅 私はこの乖離幅に注目します。 3本の移動平均線の乖離幅が極端に広がってくると、「そろそろ縮小に転じるかな」と判断できます。
②移動平均線のクロス 私が乖離幅以外にもう1つ注目していることは「移動平均線のクロス」です。
例えば、5日移動平均線(短期線)と20日移動平均線(長期線)を表示して、短期線が長期線を下から上に抜いていく場合をゴールデンクロスと呼びます。
ゴールデンクロスは買いのシグナルです。 反対に短期線が長期線を上から下に抜けた場合をデッドクロスと呼びます。これは売りのシグナルです。